pydicomを使って、DICOMデータのタグ値を変更して変更内容を保存します。
目次
1.環境
・Jupyter Notebook 5.0.0
・python 3.6.1
・pydicom 1.1.0(インストールは公式サイトを参照)
2.DICOMファイル
今回は無料で使用できる(アカウント登録も不要)、以下のファイルを使用します。
一般社団法人 日本画像医療システム工業会【JIRA】:DICOMの世界
CT_JPG_IR6a.dcm
3.DICOMデータの変更・保存
データの変更は、読み込んだDICOMデータのデータセットでタグ名などを指定して変更します。
データの保存は、「save_as」関数を使用します。
以下は、患者名を変更・保存する例です。
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import pydicom # DICOMファイルの読み込み ds = pydicom.dcmread('DICOMファイルへのフルパス') # 患者名を変更 ds.PatientName = 'mod ptname' # 変更した内容を保存 ds.save_as('保存先のフルパス', write_like_original=False) |
save_as関数の引数「write_like_original」はオプションで、値は true / false を指定します。
trueの場合は、DICOMに準拠していないファイルが生成される可能性があります。
falseの場合は、DICOMに準拠したファイルが生成され、全ての要素の長さが明示されます。
save_as関数 の詳細な使用方法については、こちらに記載しています。
pydicom|Dataset.save_as の使い方