目次
pydicom.filereader.dcmread
1.概要
DICOMファイルの読み込みを行います。
読み込みを細かく制御する場合は、read_partialまたはopen_dicomを使用します。
2.引数
dcmread(fp, defer_size=None, stop_before_pixels=False, force=False, specific_tags=None)
fp:str or file-like
DICOMファイルへのパス、もしくはファイルオブジェクトを指定します。
defer_size:int or str or None(default:None)
None の場合、すべての要素がメモリに読み込まれます。
defer_sizeを指定すると、DICOMファイルが指定したサイズより大きい場合、指定サイズを超える部分はコード内でアクセスされるまでメモリに読み込まれません。
サイズは、整数(バイト)もしくは、単位を含む文字列値を指定します。 “1024 KB”、 “5 MB”。
stop_before_pixels:bool(default:False)
False の場合、ファイル全体が読み込まれ解析されます。
Trueの場合、(7fe0, 0010) Pixel Data の前まで読み込みます。
force:bool(default:False)
False の場合、メタ情報ヘッダーがファイルにない場合は、InvalidDicomErrorが発生します。
Trueの場合、ファイルメタ情報ヘッダが見つからなくても読み込みます。
specific_tags:list or None(default:None)
None は、すべてのタグを読み込みます。
listでタグもしくは、タグ名を指定すると指定したタグのみ読み込まれます。
3.戻り値
解析されたDICOMファイルを表すFileDatasetのインスタンスが返されます。
4.例外
forceがTrueでファイルが有効なDICOMファイルでない場合、InvalidDicomError が発生します。
5.使用例
DICOMファイルの読み込み
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import pydicom with pydicom.dcmread('DICOMファイルへのフルパス',force=True) as ds: print(ds) # 読み込んだタグ内容を表示 |
specific_tags で特定のタグのみ読み込む
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import pydicom tag_list = ['PatientName','StudyDate'] with pydicom.dcmread('DICOMファイルへのフルパス',specific_tags=tag_list,force=True) as ds: print(ds) |
defer_size の指定
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import pydicom with pydicom.dcmread('DICOMファイルへのフルパス',defer_size='1KB',force=True) as ds: print(ds) |