Javaで文字列が一致するか比較する方法について記載します。
目次
文字列を比較する方法
equals・equalsIgnoreCase メソッドを使用します。
No | メソッド | 特徴 |
---|---|---|
1 | equals | 大文字・小文字を区別して比較します。 |
2 | equalsIgnoreCase | 大文字・小文字を区別しないで比較します。 |
1. equalsメソッドを使用して比較する
大文字・小文字を区別して比較します。
構文
equals( String 比較する文字 )
戻り値
boolean:true(一致)、false(不一致)
実行例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
String str = "abc"; // 一致する場合、true boolean ret1 = str.equals("abc"); System.out.println( ret1 ); // true // 不一致の場合、false boolean ret2 = str.equals("ab"); System.out.println( ret2 ); // false // 大文字・小文字を区別するので、false boolean ret3 = str.equals("ABC"); System.out.println( ret3 ); // false |
2. equalsIgnoreCaseメソッドを使用して比較する
大文字・小文字を区別しないで比較します。
構文
equalsIgnoreCase( String 比較する文字 )
戻り値
boolean:true(一致)、false(不一致)
実行例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
String str = "abc"; // 一致する場合、true boolean ret1 = str.equalsIgnoreCase("abc"); System.out.println( ret1 ); // true // 大文字・小文字を区別しないので、true boolean ret2 = str.equalsIgnoreCase("ABC"); System.out.println( ret2 ); // true // 不一致の場合、false boolean ret3 = str.equalsIgnoreCase("ab"); System.out.println( ret3 ); // false |
実行結果から、大文字・小文字を区別しないで比較していることが分かります。
動作的には、toUpperCase や toLowerCase を使用して各文字列を大文字または小文字に変換後に比較するのと同じ動作になります。
既存のコードで上記のような書き方をしている箇所は、このメソッドで代替することができます。