ネットワーク接続が不調になった際の調査用コマンド一覧の備忘録です。
目次
疎通確認
疎通確認には、pingとtracerouteを使用します。
- pingで接続先と通信できるか確認します。
- pingで通信不可の場合に、経路上のどの場所に問題があるかを、tracerouteで確認します。
ping
指定した接続相手に接続できるか確認できます。
コマンド
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ping 接続相手のIPアドレス or ドメイン名 |
traceroute(windowsではtracert)
接続先までの経路を確認することができます。
例えば、pingが失敗した際に、経路上のどの場所で失敗しているかを確認することができます。
コマンド
1 |
traceroute IPアドレス or ホスト名 |
名前解決
DNSの名前解決の確認には、nslookupとdigコマンドを使用します。
windowsでは nslookup を、windows以外は dig を使用するといいと思います。
※ windowsでは dig が使用できないため。
nslookup
DNSサーバーに問い合わせることで、FQDN(Fully Qualified Domain Name)ドメイン名からIPアドレスを調べることができます。
コマンド
1 |
nslookup ドメイン名 |
dig
DNSサーバーに問い合わせることで、ドメイン名からIPアドレス、または IPアドレスからドメイン名を調べることができます。
windowsで使用するには、別途インストールする必要があります。
コマンド(ドメイン名からIPアドレス)
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dig ドメイン名 |
コマンド(IPアドレスからドメイン名)
1 |
dig -x IPアドレス |
コマンド(DNSサーバを指定して問い合わせ)
1 |
dig @DNSサーバ ドメイン名 |