Swiftで辞書(Dictionary)型の生成・追加・削除 する方法について記載します。
目次
辞書(Dictionary)型
辞書(Dictionary)型 は、キー・バリューで値を管理することができます。
登録した各要素に順序はありません。
1. 辞書の生成
辞書の生成は次のように行います。
空の辞書
var a:[String:Int] = [:] // 空の辞書を生成する場合は、型を明示する
型推論
var b = [“key1”:1, “key2”:2] // 型推論で型が決定される [String型:Int型]
2. 要素の参照
要素は次のようにキー値を指定して参照します。
実行例
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var a = ["key1":1, "key2":2] print(a["key1"]) // Optional(1) |
実行例からわかるように、戻り値はOptional型になります。
3. 要素の追加・更新
要素の追加や更新もキーを指定して行います。
実行例
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var a = ["key1":1, "key2":2] // 追加 a = ["key3":3] print(a["key3"]) // Optional(3) // 更新 a["key2"] = 5 print(a["key2"]) // Optional(5) |
4. 要素の削除
要素の削除は
・個別の要素を削除する場合は、キーを指定して nil を代入します。
・辞書内の全ての要素を削除する場合は、空の辞書の生成にも使用した [:] を使用します。
実行例
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var a = ["key1":1, "key2":2, "key3":3] // 個別に削除 a["key2"] = nil print(a.keys) // ["key1", "key3"] keyの一覧から key2 が消えている // 全ての要素を削除 a = [:] print(a.keys) // [] |